射精を100日間禁止してみた。オナ禁について語る。
オナ禁とかくっっそどうでもいい
...いろいろあって100日間射精を禁止することができたので、オナ禁について語ろうと思います。
この記事は、私の100日間のオナ禁生活を通じて
「感じたこと・考えたこと・わかったこと・気になったこと・得られたこと」
をつらつら書いていくものとなっています。
オナ禁はいいゾ
とか
オナ禁とか意味ないから思う存分シコっていいゾ
とかいう記事ではありませんので、あらかじめご了承ください。
第一章 オナ禁の幻想
1. オナ禁のメリットの正体
現在ネットで上がっているオナ禁のメリットは、大体こんな感じです。
- 肌質、髪質が良くなった
- 朝スッキリ起きられるようになった
- 女性にもてるようになった
- 集中力、記憶力が上がった
- メンタルが強化された
- 時間を有効活用できるようになった
オナ禁をしていて感じたのですが、結局これらは
の4項目でほぼ完璧に説明できるのではないでしょうか。
要するに、
この4項目さえ気を付けていれば、射精をしようがしまいが「オナ禁のメリット」と呼ばれているものはすべて得られる。というのが私の考えです。
ではなぜオナ禁をしている方々が、「オナ禁のメリット」を感じられるのかを1項目ずつ、オナ禁との繋がりについて着目して説明していきます。
2. 睡眠の質の向上
オナ禁をする人は、睡眠の質が向上する可能性があります。
オナ禁のメリットといわれている項目だと
- 肌質、髪質が良くなった
- 朝スッキリ起きられるようになった
- 集中力、記憶力が上がった
に主に関係しています
オナ禁を始めた頃は、ポルノコンテンツを見る=自慰行為してしまうという方がほとんどです。
そのため、今まで就寝前に自慰行為をしていた方がオナ禁を始めると、
就寝前にポルノコンテンツを見ることがなくなる
→睡眠の質が向上
朝に自慰行為をしていた方がオナ禁を始めると、
朝に自慰行為をしなくなる
→午前中の眠気やだるさがなくなり居眠りしなくなる
→睡眠のリズムが整い夜更かししなくなる
→睡眠の質が向上
または、
朝に自慰行為をしなくなる
→多くの人間が最も生産性的に活動できる朝の時間を有効に活用できるようになる
→生産性が向上する
→仕事に追われて夜更かししなくなる
→睡眠の質の向上
という結果に結びつきやすくなります。
しかしながら、睡眠に関する知識を最低限持っていれば、自慰行為をしていても睡眠の質を下げることはない(むしろ向上させられる…?)と私は考えています。
3. ポルノ依存の緩和
オナ禁をする人は、ポルノ依存が緩和している可能性が高いです。
オナ禁のメリットといわれている項目だと
- 女性にもてるようになった
- 集中力、記憶力が上がった
- 時間を有効活用できるようになった
に主に関係しています
睡眠の質の向上でも述べたように、
オナ禁を始めた頃は、ポルノコンテンツを見る=自慰行為してしまうという方がほとんどです。
そのため、
オナ禁=ポルノコンテンツを見なくなる
ポルノコンテンツを見なくなる=ポルノ依存の緩和
となり、上記のメリットが得られていると考えられます。
ですが、別にポルノコンテンツを見なくても自慰行為はできます。
4. 筋力トレーニング
オナ禁をする人は、筋トレをしている(せざるを得なくなる)可能性が高いです。
オナ禁のメリットといわれている項目だと
- 女性にもてるようになった
- 集中力、記憶力が上がった
- メンタルが強化された
- 時間を有効活用できるようになった
に主に関係しています
長期間のオナ禁に成功しているかたのほとんどは、何かしら性欲を紛らわすための方法を持っていることでしょう。その最も有効である方法の1つが、筋トレです。
「いつでもどこでもできる」「ほかのことを考えている余裕がなくなる」
筋トレにおけるこの2つ要素が、オナ禁の支援につながることは言うまでもないでしょう。
しかしながら、自慰行為に関係なく、筋トレによって上記のメリットは問題なく得られます。
5. プラシーボ効果
三大欲求の一つをコントロールしているという感覚は、少なからず自信につながるでしょう。
オナ禁のメリットといわれている項目だと
- 女性にもてるようになった
- メンタルが強化された
に主に関係しています
ただこれは諸刃の剣であり、もし失敗すると目標を達成できなかったという自責の念が賢者タイムとともにあなたを襲うでしょう。
自信を付けるために行っていた行為が、かえって自信を喪失する要因になってしまってはたまったものではありません。
スポーツ筋トレ散歩瞑想読書イラストプログラミング音楽ダンス…
わざわざオナ禁をしなくても、自分に自信をつける方法はいくらでもあります。
第二章 オナ禁信者
1. 「何もしないこと」で「何かを得る」ことへの違和感
オナ禁をしている方々の掲示板があります。そこで感じたのが、オナ禁に対して盲目的に信仰されている方が少なからずいるということです。
なぜそこまでオナ禁の効果を信じるのか、最近までよくわかりませんでした。
本来、何かを得るには何か行動しなければなりません。
それに対しオナ禁は、「何もしない」ことで「何かを得られる」と勘違いすることができます。
何もせずに何かを得られるほど楽なものはありません。それにすがりたがるのも当然だと思います。何もしないことで得られるものを無意味だと指摘されると、「認めたくない」「拒絶したい」と思うことも当然の反応でしょう。
しかしながら、
「やらない」を習慣化することは、あくまで劣化したものを正常に戻すことしかできない
と、私は考えています。
2. オナ禁をすることで、自慰行為していた時間を有効に活用できるようになった!
このような感想を持たれた方々は、今まで自身の時間管理をしっかりとやっていたのでしょうか。人間が1日に集中して活動できる時間は、最大でも4時間といわれています。自慰行為をしようがしまいが、この4時間を確保することに支障はありません。
オナ禁を通じて、無駄にしている時間に気づけたことは素晴らしいと思います。
ただ時間管理については、意志力や価値観などもっと根本的なことだと思います。
3. テストステロンが~ジヒドロテストステロンが~
自慰行為をするとテストステロンが減少し、ジヒドロテストステロンが増加する。
と、オナ禁を推奨されている方々のブログにはよく書かれています。
- 自慰行為をするとテストステロン値が上昇したという研究がなかった?
- 自慰行為をするとジヒドロテストステロン値が上昇するってどこの研究結果?
- テストステロンとジヒドロテストステロンの増減関係はよくわかってないよね?
- テストステロン値を上げる方法はオナ禁が以外にも腐るほどあるよね?
- 仮にジヒドロテストステロンがニキビに関係あるとして、それは食生活を改善するのと比較してどれくらい影響力があるの?
- セックスならジヒドロテストステロンはでないの?
生憎ここら辺の専門知識は持ち合わせていませんので、
ここではごく当たり前に生じる疑問を置いておくだけにしておきます。
第三章 自慰行為
1. そもそも自慰行為って必要?
射精をしないと精子の質や生殖機能が低下するらしいので、
子供がほしくて現在セックスするパートナーがいない場合は、したほうが良いのではないでしょうか。
それ以外の方はどっちでもいいと思います。
2. 自慰行為により出ていく栄養素
射精により出ていく栄養素って、人体に影響が出るほど多くなかったと思うのですが…
どうしても気になるなら、その栄養素を摂取すればいいだけだと思います。
「射精をしていない人、頻繁にしている人の間で、体内のある栄養素量に有意な差が出た」
みたいな研究があったらおもしろいですね。
3. やってはいけない自慰行為
勃起障害や射精障害の要因になるような自慰行為。
→セックスとは比べ物にならないくらいの刺激を与えたり見たりすることです。
やるべきことや現状の問題から逃げるために自慰行為をするというのは、
自慰行為うんぬん以前の問題だと思います。
4. 理想の自慰行為
正直言って、よくわかりません。
個人的には、寝る前に自慰行為をすることで、プロラクチンによる睡眠の質の向上やストレスの緩和ができればいいなと思っています。
ただホルモンの観点からみると、自慰行為はセックスの下位互換なので、できればセックスで射精しましょうという身も蓋もない結論になりました。
第4章 オナ禁100日間の成果
1. 話題性
あまりオナ禁をされている方がいないので、興味をもってもらえることは多いです。
人との話題がないよー。という方はオナ禁してみてはいかがでしょうか。
相手にドン引きされても責任は持てませんが。
2. 身体的な変化
ありません。
まとめ
- オナ禁のメリットとよばれているものは、射精とは別の要因にある。
- 自分と時間を管理できるのであれば、いくら自慰行為をしようが問題ない。自分と時間を管理できないのであれば、いくらオナ禁をしようが意味がない。
- 「やらない」を習慣化するのは、あくまで劣化していたものを正常に戻すため。今までの自分を超えたいのであれば、「やる」を習慣化するしかない。